15歳の時、私の人生には大きな亀裂が入り性暴力サバイバーとしての人生が始まりました。私は自分の存在を強く訴え、女性と言う性を生きる上での希望や絶望を訴えています。「私はここにいる」この現実が私の声であり、作品です。
私の表現は多岐に渡りますが、写真や絵画を主としています。どちらも自画像の意味を持ちドキュメンタリーであることが特徴です。写真はセルフポートレートや女性にフォーカスしたもの、日々の風景を映し(私はここにいる」をことをストレートに表現しています。絵画は自分の心の痛みや希望と絶望を繰り返しサバイブする様様を記録するように心のままに描き、その変化がサバイバーの痛みの表れであることを伝えています。
社会における女性差別の痛みは個人的なものではありません。「私はここにいる」と言う訴えは痛みを知るすべての人の訴えだと考えています。自身の作品による共鳴が希望となることを私は願っています。
DEMO GIRL
花で満たされた女性の姿は、女性は花であるようにと言われてきた象徴として描いています。端でありたい女性と花を演じる女性と、花として存在する違和感、花でいろと命じられることへの拒絶感。ピエロやお面をイメージし、シンプルな花の顔をつけることで女性としての役割そのものへの疑問を表しています。